施術全般に関する質問

A.ご年齢に関わらずどんな方でも鍼灸の治療は受けられますが、WHOでの規定としては以下の状況は禁忌とされております。

・妊娠

・外科的治療が必要

・悪性腫瘍

・出血性の疾患

ただし、これらの疾患の中でも、ADLの維持向上のため施術をした方が良い場合もありますので、一度当院までご相談下さい。

A.ヒトの身体には病気やケガを自分で治す自然治癒力や、外から入ってくる病原体から身を守る免疫力が備わっています。身体が傷つけられるとこれらのシステムが働きだし、様々な反応が起こります。

例えば、血行を改善して新陳代謝を高めることができ、病原体と戦う白血球を呼び寄せて傷ついた場所を早く治したり、感染を防ぎます。

鍼灸治療はこのような反応を利用して、皮膚や筋肉に目には見えない微細な傷や小さな火傷を作り、身体の血行を改善して、ケガや病気の修復を促進します。

A.ぎっくり腰、寝違えなど筋肉を傷めた場合の痛みに対しては特に効果が高いです。当院では脳梗塞後遺症やパーキンソン病などで鍼灸施術を受ける方が多くいらっしゃいます。
他にも、関節の痛み(五十肩、変形性膝関節症)や神経の不調(自律神経失調症、更年期障害、冷え性、神経痛)、胃腸の不調(便秘・下痢、食欲不振)、泌尿器トラブル(頻尿、尿漏れ、ED)などにも効果が期待できます。

A.1回で治るケースもありますが、本人の体調やケガの具合によって経過が違うため、気になる方は一度お気軽にご相談ください。

A.高齢の方の場合は平均しても15分前後が多く、現役世代の方でも長い場合で40分程度の場合が多いです。体力や体調にもよりますので、気になる方は一度ご相談下さい。

A.長時間の鍼灸施術に関しては刺激が強すぎて逆効果になる場合があります。その為、その人に合わせた刺激量があり、長時間の施術が必ずしもいい結果になるとは限りません。

A.副作用が薬などよりは少ないのが特徴ですが、中には施術後に体がだるく感じる、かゆみを感じる、違和感が残る、貧血などがあります。施術前の体調の確認で副作用を避けた施術をすることが可能です。

A.鍼灸の効果については、個人差が大きい疾患もございます。特にご高齢になられている方の場合、若い頃と違って普通の擦り傷などでも治りが遅くなっているのと同じように、鍼灸の治療でも急激に良くなるという事が減ってきてしまいます。全身の代謝サイクルが遅くなるため、鍼灸の治療の効果が感じられにくくなるケースも見られますが、1か月~2か月程度あたりから徐々に効果を感じられる方も多くいらっしゃいます。

A.鍼灸施術は悪い所を今すぐ治すというよりは身体が元々持っている「自分で自分の怪我を治す力」を引き出す所に長けた施術になります。その為、1~2回の施術で効果を感じられない方も多くいらっしゃいます。しかし、数か月かけて行うと体調が軽くなるように感じて体調が安定しやすい状態になっていきます。

A.治療の期間については、症状に対してどういう状態をゴールとするのかを共有して進めていきます。

数か月で良くなるケースもありますが、脳梗塞後遺症などは長期間継続するケースもあります。

A.毎日の施術に関して、急性腰痛など痛みの症状が特に強い場合でない限り必要がありません。通常は多くても週に3回程度の頻度で効果を感じやすい方が多く、日頃の体調を維持できるように計画をしております。

A.できる限りわかりやすい言葉を用いてご説明しておりますが、もし分かりにくい表現や言葉がありましたら遠慮なくご質問ください。馴染みのない言葉なども東洋医学にはありますが、それも魅力の一つとなっておりますので、ご興味がありましたらご説明いたします。

A.施術を開始する際にはその日の体調を確認するため、両手の脈に触れて調べます。血圧や脈拍以外の目で数値化できない身体の状態を東洋医学では両手の脈から確認します。

A.ご自宅のベッドで鍼灸の施術を受けられます。またその際には、ベッドの周囲で移動できるスペースを確保して頂けると施術を受けて頂きやすくなります。片付けができる状態であれば事前に整理をしていただけるとよりリラックスした状態で鍼灸施術を受けて頂く事ができます。

A.当院は鍼灸院の為、マッサージのご対応はしておりません。

A.漢方を飲んでいても、鍼灸治療を受けることに問題ありません。

A.予防接種などを受けた当日は、身体が極端に疲れやすくなる、だるさを感じやすくなるなど思わぬ体調不良が起こる可能性がありますのでお控えください。

A.高血圧の方でも鍼灸施術は可能です。ただし、高血圧以外の症状で頭痛やめまいがある。既往歴で脳卒中、心筋梗塞等、血管由来の疾患がある方は、事前にお知らせください。

A.食欲がないだけであれば鍼灸の施術は可能ですが、普段から貧血気味、低血圧など他の症状もある場合には、一度医療機関の受診をおすすめする場合があります。

A.風邪の引きはじめ程度の体調であれば受けることが出来ます。定期的に施術を受けられている場合、日頃の体調と違うため、施術内容が変わることがございます。高熱の場合には、治療を行うと体調が悪化するケースがありますので、ご自宅でゆっくり静養を取り風邪の治療を優先することをおすすめします。

A.通常の鍼灸の施術でめまいを抑えることができている状態であれば、施術を受けることをおすすめいたします。しかし、薬などで様子をみれる場合などはご自宅で安静にしてお過ごしください。

A.医療機器の誤作動を避けるため、電気針や電気温灸器などの使用はできません。それ以外の鍼灸施術は可能なのでペースメーカー等を使用していても大丈夫です。

A.感染症による発熱時やひどく体がだるい等の場合には先に医療機関の受診をおすすめいたします。

A.服を着たままでの施術が大半となりますが、一部腰、背中や腹部への施術が必要となる場合があります。ご自宅にあるタオルなどで隠しつつ体を冷やさないように配慮しております。また、施術の際にはご提案の上で同意いただける場合のみ施術いたします。

施術前後の注意点

A.施術後に十分な休息を取ることをおすすめしております。鍼灸施術を受ける前に極端な空腹状態は立ちくらみや貧血状態になりますのでご注意ください。

A.施術後には疼痛が軽減される効果が表れやすく、翌日には疼痛軽減の効果が薄らいでしまう事から翌日に体調が悪くなるケースがございます。また、施術後に休息が不十分で活動してしまう場合には治療効果が半減してしまうケースがございます。施術後の十分な休息を取るようにしてください。

A.背中を施術する場合が多いため、女性の場合はキャミソールなど肌を出しやすい服装を準備して頂ければ好ましいです。

A.食後の鍼灸施術は胃を中心とした内臓への血流が一時的に増加するため、推奨いたしません。筋肉などの運動時の痛みなどであれば影響が少なく鍼灸施術が可能な場合もあります。気になる方は一度ご相談ください。

A.ウォーキングなどの軽い運動程度であれば問題ありませんが、激しい運動直後はお控えください。

A.施術後の運動は控えるようにして下さい。血行が改善されている状態での運動は施術前よりも体調を崩してしまう可能性が高まります。

A.施術直後の入浴はお控えください。血行が良くなっている為、急な湯あたりが起こりやすいため体調不良の原因になる事があります。また、お灸を行った場合、皮膚が水ぶくれの状態で軽度の火傷になる場合がございますので当日の入浴はお控えください。

A.施術を受けた当日は飲酒を避けるようにお願いします。鍼灸で体の血行が改善された状態での飲酒はアルコールが回りやすく酔いやすくなり思わぬ事故につながる場合があります。

A.治療後は全身の血行が良くなっております。その為、当日の入浴、飲酒はお控えください。

訪問地域について

A.訪問地域外でもご訪問が可能な場合がございます。ただし、距離によって健康保険の対象外になることがございますので、詳しくは当院までお問合せ下さい。

A.ご家族でのご利用も可能です。お問合せの際にお申し出頂ければご対応いたします。

介護関連サービスとの利用

A.訪問リハビリとの併用は可能です。特に体調の変化がなければ同日での利用も可能です。

A.介護サービスを受けている方はほとんどの方が週1~2回程度の入浴となってしまいます。施術前に消毒をして施術おりますので、衛生面で気にする必要はございません。入浴直後のみ鍼灸での効果が過剰に反応してしまう場合がありますので、入浴の予定を事前にお知らせください。

A.介護サービスとの時間に同時にご利用になるのはできません。特に鍼灸を医療保険にてご利用の場合には医療・介護サービスを同時に利用することはできない決まりになっております。ご利用の際にはリラックスして受けて頂く事も重要となりますので、他の予定がない時間帯でご利用をお願い致します。

A.介護施設でもご訪問は可能です。ただし介護老人保健施設(老健)や介護療養型医療施設(療養型病院)関しては医療サービスが充実している為、訪問での鍼灸施術は施設担当の医師からの許可が下りないケースがほとんどになります。その他の特養などの住居型の介護施設への訪問は可能です。

A.病院では医療サービスが最優先されます。そのため、外部から出張での鍼灸施術は医師からの同意が得られないケースがほとんどとなるため、ご対応が困難となります。

東洋医学について

A.全身の代表的なツボは361個あります。これはWHOで認められている代表的なツボの数でそれ以外のツボもあり、全身に約700個ものツボがあります。

A.自分で手足のツボを刺激して体調を整えていくとより効果が高まります。体調によって使うツボをお伝えします。

A.漫画「北斗の拳」に出てくる架空のツボです。ただし、架空とはいえ、一部の経絡秘孔と実際の経穴(ツボ)の場所が一致しているものもあるようです。

A.体内には「気」という概念が東洋医学にはあります。身体を動かすエネルギーとして気が存在します。例としては、気が弱くなるとやる気や元気がなくなる、血行が悪くなるなど肉体的・精神的な不調をきたします。

病院で検査をしても何も異常が見つからない場合でも、東洋医学の考え方で体をチェックすると異常がみつかる場合があります。

鍼について

A.よくイメージをされるのが注射針ですが、鍼の形状は先端が丸くなっております。
皮膚を切るイメージよりは、皮膚の細胞と細胞の間に入れるというイメージなので、痛みはほとんど感じることはありません。ただし、チクチクという感じで鍼が当たっているという感覚がある方もいますが、痛いと思う方は少ないです。

A.鍼の材質に関して当院が使用している使い捨ての鍼はステンレス素材の鍼になっております。その他、銀や金などでできている鍼も存在します。

A.鍼灸で使用している鍼は、先端が丸みを帯びており、皮膚を切る構造になっておりません。そのため、痛みを感じにくい鍼になっております。

A.鍼は髪の毛と同程度か少し太い程度の大きさの鍼を使用しております。一般的な太さは直径0.10㎜~0.30㎜程度の太さです。

病院で使用する注射針は一般的に0.7㎜~のため、かなり細いです。

A.長さや太さがそれぞれありますが、それ以外にも皮膚を指圧するような鍼や数日テープで貼り付ける鍼もありますので、ケガの症状、身体の状態に合わせてご提案させて頂いております。

A.円皮鍼、皮内鍼と呼ばれるタイプの鍼です。長期的な刺激が可能な為、関節の動きの改善をしたい時、慢性的な痛みの緩和に使用します。

A.かゆみが出始めたら早めに外してください。シールの中央部分に短い鍼が付いておりますが、鍼が刺さらないように気をつけて廃棄してください。

A.鍼に電極をつないで、筋肉を強制的に刺激して治療を行いますが、痛みはなく安心して受けられます。ペースメーカーなど医療機器をご利用中の方は使用できませんが、特に筋肉が凝り固まっている方や疲労がたまっていて痛みを感じるくらい辛い場合には、痛みを軽減して筋肉の緊張をほぐす効果が高く施術の効果が期待できます。

A.鍼の施術では身体の施術をする場所に応じて指す深さを変えております。手首などに近い場所は5ミリ前後の浅めで施術をすることが多いですが、腰などの筋肉が多い場所は1~2㎝程まで深めに施術す事もあります。

A.当院で使用している鍼は全て使い捨ての鍼を使用しており、1回使用毎に廃棄をしております。

A.鍼はまず滅菌状態の鍼を使用しておりますので、病気などに感染する可能性はまずありません。いちぶでは、膝などの関節内部まで鍼を深く刺してしまう事で炎症が起きてしまった場合などが医療事故として年数回報告されておりますが、危険を避けて施術しておりますので安全です。

A.個人差があり、金属アレルギーがあるとかゆみが強くなる場合があります。副作用が全く無いわけではありませんが、鍼の施術の際に痛みを強く感じる場合は対処します。

A.鍼は当院では全て使い捨ての鍼を使用しております。安全面には十分配慮しておりますのでご安心ください。

A.皮膚の表面には痛みを感じる神経が点在しております。その為、鍼を施術する際に一部の痛みを感じる神経の場所に当たると軽い痛みを感じる場合があります。極力痛みを感じにくい様に施術をしておりますので、安心して受けられる方が多いですが、どうしても痛みが耐えられない場合にはご相談ください。

A.鍼を受けた場所が施術を受けた後も何となく違和感が残ってしまうケースはあります。数時間~半日程度で感覚がなくなる場合がほとんどですが、稀に1日程度残る場合もあります。この感覚自体は悪影響を及ぼしたり、異常が起きているというわけではなく、皮膚の感覚神経が一時的に過敏に反応をしてしまったためと考えられます。

A.鍼施術後に毛細血管からの出血が原因であざができる場合がございます。完全に防ぐことは難しいため、あざが気になる時や目立つ場所にあざができそうな場合には事前にお知らせください。あざ自体は1週間程度であざが消えることが大半ですが、2週間程度まであざが残る場合があります。

A.ダイエットに直接効果が確認できる鍼というものはありません。ただし、血行改善と代謝を高めることは可能なので、間接的にダイエット効果を高めることは可能です。

A.お灸のみでのご対応ももちろん可能です。また、鍼が苦手な場合でも、身体の内側に刺さないで皮膚表面を刺激する鍼もございます。その時の体調に合わせて心地のいい鍼灸を行いますので、施術前にお気軽にご相談ください。

お灸について

A.お灸はヨモギの葉の裏にある絨毛という非常に柔らかい毛から作られております。

A.実際の温度ですが、当院で使用しているお灸は42度になるように製造されております。また、電気温灸器でのお灸に関しても同程度の温度になりますので、少し熱いお風呂程度と思っていただければ大丈夫です。

A.当院で使用しているお灸は約43℃となります。心地のいい温かさでツボを刺激します。

A.当院で多く使用するお灸については、煙が少ないタイプのお灸を使用しております。これは、一軒家や集合住宅でお灸をする場合に換気をしなくてはならないのですが、煙が少ない分、換気をそこまで気にしなくても大丈夫なのが理由となります。それでも気になる場合にはご相談下さい。

A.市販で販売されているお灸も十分効果が期待できます。お灸を自宅でも行う事でより免疫力を高めることができます。

A.お灸の仕方にもよりますが、当院での施術で多い灸は皮膚に直接触れないお灸を行う事がほとんどの為、皮膚が赤くなる、もしくは若干の水ぶくれ(水泡)になってしまったというケースがほとんどです。赤くなった場合は数分で落ち着きます。また水ぶくれも数日で自然に治癒してしまう事がほとんどです。